日本語概要

アイデンティティは持ち運び、リンクは残す。

sizuq protocol は、特定のSNSやホスティング事業者に固定されないアイデンティティとリソース参照を実現するための、実験的なオープンプロトコルです。

Editor’s Draft · v0.1

アプリやサーバーを「本人そのもの」とみなさず、暗号学的に検証できるアイデンティティを起点に、プロフィールや投稿などのリソースへ到達する構造を採ります。

基本構造

本人の制御と、リソースの場所を分けます。

did:sizuq は「誰がこのアイデンティティを制御しているか」を扱い、sq: はその配下にあるプロフィール、投稿、コレクションなどを指します。ホスト名やサービス名をアイデンティティの根にしないことが中核です。

解決の流れ

リンク先を信じる前に、制御主体を検証します。

sq: の解決では、まず対応する did:sizuq を導き、署名付き履歴から現在の状態を検証します。その後、DID Document に宣言されたリソースサービスを使って実体へ到達します。

01URIを読む

sq:<root>/post/<id> を解析します。

02DIDを解決

did:sizuq:<root> の操作履歴を取得します。

03履歴を検証

署名、順序、ハッシュ連鎖から現在状態を導きます。

04リソースへ到達

現在のサービスエンドポイントを使って取得します。

目指すもの

サービスを越えて継続できる識別子。

目的は「すべてを一つのネットワークへ集約すること」ではありません。独立したアプリケーション同士でも、本人性と参照先を共有できる最小限の基盤を用意することです。

サービス移転

サービスエンドポイントを更新しても、本人の識別子や既存リンクを変えずに移行できます。

独立した検証

ディレクトリやミラーが返した情報をそのまま信頼せず、署名履歴からクライアント側で状態を確かめられます。

アプリの自由度

タイムライン、ランキング、モデレーション、課金、UIなどはプロトコルで固定せず、各アプリケーションに委ねます。

現在地

v0.1 は実装検証のための公開ドラフトです。

現在の仕様では、識別子の生成、鍵のローテーションと復旧、履歴検証、リソース解決、セキュリティとプライバシー上の境界を定義しています。今後の互換性検証や標準レジストリへの登録状況は Standards ページで追跡します。

Standards & registration

Status

W3C DID Extensions と IANA URI Schemes に対する現在の位置付けを確認できます。

標準化・登録状況を見る →